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清く正しく

短大生の作文に「清く正しく生きたい」というのがあって、困りました。なんといってあげたらいいのか。「正しさ」なんて人それぞれで、だから世界が混乱しているのではないかな。みんな自分は正しい、て言い張ってるし、と書きました。
しばらくしたら松山善三さんがお亡くなりになって、「名もなく貧しく美しく」や、「典子は、いま」が作品として紹介されていました。「名もなく貧しく」は、ろうあの夫婦の話です。「典子」は、サリドマイドという薬禍障害の女性のドキュメンタリー。
どちらも、まだ障碍者が世間の偏見にさらされているときでしたから、そうしたなかで、全力で生きる人がいることは、衝撃でした。特に「典子」は、ご本人が生活をさらけ出していることに、とても心をうたれました。
いま思うと、どの作品にも「正しく」とか「清く」なんて使われていません。何が正しくて何が清いのか、それは誰にも判断できないことです。「美しく」と「清く」はちがいます。清さは、汚れのないことです。でも美しさは、汚いことからも生まれます。
貧しいから清いわけではなく、豊かだから汚れているわけでもない。人として生まれた以上、どんな状況でもベストを尽くす。それがどんなに尊いことか、そう、清く正しく、とは尊いことでしょうか。人が生きようとしている、そのこと自体でしょう。
言葉は、ほんとに弱いものです。弱者と言われる人の映像に生涯を掛けた松山善三さんは、ほんとに「正しいひと」でしたね。映画を、再び観る機会があることを祈ります。コチラ

牛になる

このところ、体力がた落ち。ま、季節の変わり目ということもあるでしょうし。当然、年齢的に去年と同じことをしても、負担が大きいこともあるでしょう。という口実でダラダラ。
食後は片づけたらコロンという癖が、いつの間にかついちゃいました。子供のころ、「食べてすぐコロンすると、牛になるぞ」と、おこられて、「人間が牛になるわけないし」と思いました。
ま、行儀の悪いことをするな、ということなのでしょう。よくある「鬼がくるよ」あるいは「お医者さんが注射しにくるよ」的な、子供だましの大人言葉、つまり根拠はない、というもの。
ところが、ある夜、のどに異常が。なんだかヒリヒリするのです。風邪ひく気候でもないし、と不思議に思っていました。で、食後、例のお行儀破りのコロン。あ、のどになにかが。
これが、うわさの逆流性胃炎、というものでしょうか。クリニックに行くとポスターがあるし、おばちゃんがそうだっていうし。ああ、これですか。有名な人に出会えた気分。
でも、どうすればいいのだろう。ネットで検索すると、「食後すぐ横にならないこと」と、あるじゃないですか。なんでもそうすることで、分泌された胃酸が上がってくるのですって。
そうか、行儀じゃなくて、胃によくなかったのね。ふと思います。牛って、食べた物をまた戻すんですよね、反芻て。ということは「食べて横になると牛」は、当たってますよね。
昔の人って、すごいよね。理論じゃなくて、実際で物を判断する。ううー脱帽。で、胃のためには左下がいいのだそう。今まで反対とばかり思ってました。防風通聖散で効果がでる時間はいつから?